丸紐と平紐
紐の種類
紐は大きく丸紐と平紐に分類できます。丸紐は打ち数が多くなるほど中心部の空洞が大きくなり32打を越えるあたりからつぶすと平紐のようになります。代表的な丸紐に唐打紐や江戸打紐があります。平紐は17、21、25打など奇数打ち機で作られることが多くセーラーラインや山道がこれらのタイプです。
丸紐は4以上の偶数なら、どんな数でも組めます。4打、6打、8打、12打、16打、24打、32打、40打、48打が一般的です。それぞれに1本組と2本組の2種類の組み方があります。1本組の8打を江戸打、2本組の16打を唐打と呼び、最もよく流通しています。これ以外にも表面の凹凸を小さく組む金剛打というものもあります。金剛打は丸紐ですが丸打とは異なり、9打、12打、18打とあり、偶数でも奇数でも打ちます。そのほとんどが12打で、アウトドア用途など力のかかるものに多く使われます。製紐機の種類は丸打の場合、4以上(打数)の数だけあります。そのため工場には夥しい数の製紐機を配置しています。